第22回コンテスト結果

第22回ペット川柳 結果発表 (応募総数 368句)

 

全体評

今回も、400句近くのご応募、ありがとうございました。全体的に大変レベルが高く、似たような視点の句も、それぞれ作者の方の工夫が凝らしてあったように思いました。残念な句は、目のつけどころはいいのに、見たままを文字にしているため標語のようになっている句です。状況を説明するのではなく、その状況から情景が思い浮かぶような言葉の選択をしてみたらいいのではないかと思いました。17文字しかないので、言葉のチョイスは非常に重要です。

次回も、たくさんのご応募をお待ちしております。  (審査委員長 関口)

 

特選

亀吉は 雌だと知った 数年後   (千葉県・カメキチ)

(スケール感のある句ですね。一瞬を切り取る作風の多い川柳の中で、時間の経過を17文字で表せるのは素晴らしいです。また、最後に“数年後”と入れたことで、グーンと句に大きさが出たような気がします。   関口評)

 

入選

まき散らす 夫はダジャレ 猫は砂  (東京都・まどけい)

(頭に動詞を持ってきて、後ろで人と猫の対比をしている点がテクニックとして優れていると思いました。猫は現実的にまき散らし、夫は空気にまき散らしているところも、まき散らすという言葉をおもしろく使っていますよね。完成度が高い句だと思います。   くるみ評)

 

お隣りの インコ預かり 聞く秘密   (長野県・純太)

(インコネタは数多いのですが、“お隣りの”インコにしたところが秘密感が纏わり他の句と一線を画すと思います。サスペンスドラマを想起させるスリルがありますね(笑)     くるみ評)

 

犬の名で ぼくを呼んでる おばあちゃん   (東京都・ミナミナ)

(よくある風景ではありますが、素朴な感じが微笑ましいですね。犬と孫を愛しいものとして並べているのですね、まあ、おばあちゃんですから(笑)     K・ジハンナ評)

 

 

 

佳作

ネコなのに 名前はクマで ナマケモノ

電柱を 奪い合って なんになる

おもちゃより おもちゃの箱が 好きな猫

仏壇の お供えすでに 消化中

情が湧き エサ用金魚 飼育する

爪を研ぐ かわいい猫と 怖い妻

上司の名 飼い犬につけ 呼び捨てる

刈りすぎて ラッコと化した マルチーズ

メスだって やっぱりいるか ブルドッグ

ベビーカー ちらり覗けば 犬ばかり

梅雨晴れに まとめ洗いの ポチの服

 

 

 

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