ペット供養関連ビジネス開業

ペット供養関連ビジネスには、大別して、ペット葬儀社(以下、葬儀サービス)、火葬場、霊園があります。1980年代半ばに始まった言われるペットブームを受けて、これらのビジネスが徐々に広まったと考えられます。ペットも家族同然。だから、ペットが亡くなった時も、家族を送るのと同じように、お葬式をし、荼毘に付し、お墓に納骨したいと望む飼い主が増えたわけです。

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〇 葬儀サービスはペットのお葬式(通夜、告別式)を手がけるディレクターです。ペットのための葬儀場、火葬場、霊園への手配、取次などを行います。

〇 火葬場は亡くなった愛犬、愛猫などを人間のように火葬するサービスであり、遺骨が飼い主さんの元に残ります。

〇 霊園は人間の場合と同様に、その遺骨をお墓に安置する場所の提供サービスであり、納骨堂タイプもあります。

 

※ペット葬儀社(サービス)開業までの流れ
開業のスタイルを決定 個人事業、合同会社、株式会社など
   
融資の手続き 日本政策金融公庫、信用保証協会などの活用
   
事務所の設置 自宅でも可
   
スタッフの雇用 必要に応じてスタッフを採用する
   
開業  

 

 

ペット火葬場開業までの流れ
開業のスタイルを決定 移動火葬場の場合は自動車免許取得が必須
  個人事業、合同会社、株式会社など
融資の手続き 日本政策金融公庫、信用保証協会などの活用
   
施設・設備の準備 行政への事前確認、許可申請、届出など
   
スタッフの雇用 必要に応じてスタッフを採用する
   
開業  

 

 

ペット霊園開業までの流れ
開業のスタイルを決定 合同会社、株式会社など
   
融資の手続き 日本政策金融公庫、信用保証協会などの活用
   
土地・施設の選定 行政への事前確認、許可申請、届出など
   
スタッフの雇用 必要に応じてスタッフを採用する
   
開業  

 

 

1 葬儀サービス、火葬場、霊園の開業スタイル○葬儀サービスについては、個人事業、合同会社、株式会社のいずれで始めてもよいと思います。この3つの中で開業資金が最も少なく済ませられるのは、個人事業です。初めから法人としてスタートするよりはリスクが少ないと考えられます。資金が必要な場面というのは、事務所の設置と営業車の準備くらいであり、個人事業として家族経営でスタートすることもできるでしょう。

〇 火葬場は、設備を建物内に設けたタイプ(以下、施設型)と自動車内に設けたタイプ(以下、移動型)に分かれます。施設型は土地・建物の準備などが不可欠で、開業資金は移動型よりかかります。また、従業員を雇う必要性も移動型より高いので、法人を設立してスタートするのがいいでしょう。霊園と併設するなら、なおさら法人でスタートした方がいいと言えます。 移動型の場合は、フランチャイズに加入するのが一般的であり、資金も施設型に比べれば少なくなりますから、個人事業でスタートすることも可能です。

〇 霊園については、土地に加え、納骨堂など建物も購入しなければならないので開業資金は1千万円単位でかかります。また、管理面でも組織的な対応が必要になり、何より永続性が求められます。いろんな意味で大掛かりな事業となるため、個人事業より法人でスタートするのが無難です。

 

※ ペット葬儀サービスの開業にあたっては、ビジネスである以上、個人事業であっても事務所の設置が望まれます。ただ、事務所は自宅に設けることも可能なので、小規模にスタートするなら、余計な資金を使わずに済む自宅兼事務所で始めるのがいいでしょう。とりあえず、電話とパソコンを準備し、お客様宅に自ら出向く出張型に徹するスタイルです。これは、スモールビジネスの典型的な姿と言えます。葬儀に結びつく情報を仕入れられるかどうかが成功のポイントですから、動物病院、ペットショップなどと連携して、ペットが亡くなった時に紹介を受ける仕組みを作ることが大切です。(注:行政の許可が必要となる火葬、霊園などを併営するなら、その許可を得なければなりません)


〇 ペット火葬場を開業する際には、行政への事前相談を行い、それによって、場所などの規制があることがわかったら、それをクリアしなければなりません。施設型の場合はそれに加えて近隣住民への事前説明なども必要になるでしょう。自動車を使う移動型の場合もどこで焼却してもよいということにはなりませんので、焼却する際の場所や時間帯についてはあらかじめ行政へ確認しておく必要があります。


〇 ペット霊園は屋外の墓地タイプと屋内の納骨堂タイプに分かれます。墓地タイプは区画を利用する契約をし、そこにお墓を建てペットを埋葬するものです。通常の霊園の一部にペット専用の敷地を設け、ペットも埋葬できるようしているお寺もあります。納骨堂タイプは、棚の一部を利用し、そこに骨壷を安置し、愛犬や愛猫の写真や思い出の品を置いて供養の場とするものです。どちらも人間のものと似たようなものになっています。他の霊園との差別化としては、在りし日の愛するペットの位牌や、オブジェなどの製作サービスなどが考えられます。さらに霊園の発展型として、インターネット上でお参りできるバーチャル霊園を運営する個人・会社も現れています。仮想の霊園ですから、まさにSOHOビジネスです。


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