第12回コンテスト結果

特選 

俺用の 猫ドア欲しい 朝帰り (兵庫県・ベンジャミン)

 (朝帰りした時には、そうっと帰りたいですよね。そうっと帰れる人間の通る猫ドアを想像して、思わず噴き出してしまいました。発想がおもしろい!    くるみ評)

           ※右下は島貫寛子氏作の川柳楽画です               

senryu.jpg



 

入選

念のため インコに住所 教え込む (北海道・ブラックここあ)

 

(インコがどこかで住所をしゃべってたらおもしろいですよね。いざという時のために、いいアイデアだと思います。くれぐれもそんな状況にならないように(笑)    関口評)

 

パグを連れ 姉妹ですかと 尋ねられ (広島県・落犀庵)

 

(親子でなく姉妹というのが上手い! “姉妹”にしたのが、ありふれてなくて柔らかい感じがします。顔を見比べてフンフンと頷いてしまいそうですね。    関口評)

 

大掃除 旦那と猫は 寝たふり中 (宮崎県・きゃらん)

 

(猫の手も借りたい年末に……。猫は、邪魔になるから寝ててもらっていいのだけれど、旦那まで猫の真似して寝てるなんて。絶対に寝たふりでしょう     K・ジハンナ評)

 

 

佳作

植木バチ 花より子猫 頭見る

ペット飼い 急に凝りだす 年賀状

夫禿げ 犬と実現 共白髪

腹時計 よりも確かな 犬時計

寝たきりへ 猫が教える ストレッチ

しつけるの 夫じゃ無理ね あまいだけ

冬炬燵 上にはお鍋 下に猫

遺言書 犬の行く末 だけ書かれ

愛猫に 気ままに生きろと 諭される

第11回コンテスト結果

第11回ペット川柳選考結果

今回もたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。特選、入選、佳作は以下の通りです。

 

特選
ポケGOか 孫にとられた 散歩役   (静岡県・ぴかちゅー)

(2016年っぽい句ですよね。突然、喜び勇んで散歩役を買って出た孫が、なかなか帰ってこなくて心配しているおじいちゃんの様子が目に浮かぶようです。犬も歩く量が増えちゃいますね。 関口評)

        右のイラストは島貫寛子氏作の川柳楽画です                  

senryu-pokemon.jpg

 

 

 



入選
甲羅ある 亀うらやまし 恐妻家   (大阪府・だいちゃんZ!)

(恐妻に怯える日々なんですね(笑)。首を隠す場所を、というか、自分自身の甲羅を見つけて頑張って下さい、ハイ!  K・ジハンナ評)

白文鳥 丸めたティッシュと 間違える   (静岡県・蓬田ヨモギ)

(クスッと笑ってしまいました。鳥好きから「あるあるコール」が聞こえてきそうですね。情景が鮮やかに浮かぶ、妙に可笑しい句です  くるみ評)

愛犬に 万札嗅がせ 散歩する     (神奈川県・中年やまめ)

(気持ちは痛いほどわかりますが、万札はあまり落ちていないかも、ですね。でも、千円札よりは触れた人の数が少なそうだから犬の嗅覚の活躍どころかもしれません。  関口評)

佳作

犬が待つ ただそれだけの 理由です

ストレスは 犬がパクッと 食べました

目光らせ 夜ごとゴキブリ ハンターに

妖怪を ペットにしたい 永田町

ノラ猫が 繋ぐ近所の お付き合い

定年後 犬の散歩で 知る地元

愛犬と 子にかじられて スネ細い

ウチのポチ 鬼嫁を見て 猫被る

エアコンの オンオフ決める ポチの顔

綺麗好き 隣の家で フンをする

取り入れた 洗濯物に イビキ猫

寝顔見て 飽きた夫と 飽きぬ犬

第10回コンテスト結果

第10回ペット川柳選考結果

今回もたくさんのご応募をいただき、大変ありがとうございました。特選、入選、佳作は下記のとおりです。

特選

ルンバかな? 食べ物だけを お掃除中   (愛知県・椎名澪)

(ほんとに掃除して歩いている、モップみたいな犬っていますよね。まあ、どこのワンちゃんも食べ物だけをきれいにさらってくれているようですが……。頭とお尻が掃除でまとめられていて、例えがうまいっ!!  関口評)                  ※右下は、島貫寛子氏作の川柳楽画です
                                                  

senryu-runba.jpg

 


入選 

愛犬と 地位協定を 結ぶ父   (滋賀県・PON5)

(どっちの地位が上なのか気になるところです。だいたいは犬が上で父の方が不利ですよね。やっぱりお父さんは平和主義です(笑)  関口評)

ポチだめよ お腹こわすわ パパ食べて!   (岐阜県・しぶがき)
(言葉に勢いがありますねえ。この言葉のままの家族の雰囲気が、手に取るようにわかる気がします。  くるみ評)

ポチだけが 尾を振り返す 選挙カー   (東京都・ふわりねこ)
(犬だけが演説に耳を傾けて聞いているんです。その情景が目に浮かぶようです。聞いているのはポチだけよ   K・ジハンナ評)

佳作

遺産分け 犬もしっかり 耳を立て

終わらない 猫とルンバの 持久戦

へそくりを 犬を使って 探す妻

物騒だ 番犬入れて 鍵かけて

嫁の名を つけた金魚が 激太り

祭の夜 風呂桶占領する 金魚

番犬は 吠えず女房が 吠えまくり

人と犬 乗ってお散歩 シニアカー

預けっこ おひとり様の 生きる知恵

おもてなし する飼い主に お手もなし

動画出て 猫に稼いで もらう日々

お預けと 言って忘れる 認知症

第9回コンテスト結果

第9回ペット川柳結果発表

今回もたくさんのご応募をいただき、大変ありがとうございました。特選、入選、佳作は以下の通りです。


特選

ぶさかわの ブームが人に 来るの待つ (栃木県・宮のふみ)

(ぶさとかわの割り合いがどのぐらいかは、おいておくとして、人間もワンちゃんに倣って、ほんとにそんな時代が来るといいですね  関口評)     

                  ※右下の写真は川柳楽画(島貫寛子氏作)のイメージです

                                                                         senryu-busakawa.jpg

 

 

 


入選

口癖の 「ナイショ、ナイショ」を インコ真似 (愛知県・澄海)

(ナイショが多いのはいいですが、ナイショの中身までしゃべってたら大変だあね  K・ジハンナ評)

梅の香を ポチに教わる 散歩道 (静岡県・ぴかちゅー)

(梅の木の鮮やかな色の光景が目に浮かびますが、そのかぐわしい匂いを教える犬がポチという名前。何ともほのぼのとしています  くるみ評)

野を駆ける 夢なのだろか 動く足 (東京都・素人)

(そうそう、動くんですよね、足が。夢見てんだろうな〜  K・ジハンナ評)

佳作

 
カナリヤが 夫婦の不和も 感知する


すっかりと 綱吉公に なった父


猫に小判 俺にスマホと 妻は言い


朝帰り 隣の犬に とがめられ


「俺、俺」と 言っても息子は 犬だけだ


猫に膝 貸したばかりに 帰れない


寒い冬 エコなペットだ 足炬燵


魚(うお)偏の 漢字持たない 外来魚


窓越しに 威嚇している ヘタレ猫


履歴書の 特技に「猫が 懐きます」


ぎこちない 会話の合間 猫がつぐ


おバカだが 遺影のポチは 名犬に


切り落とし 三毛にあげると 見栄っ張り


モフモフが 恋しくなって 早帰り


猫の留守 妻の留守より 落ち着かず


第8回コンテスト結果

第8回ペット川柳結果発表

 

今回もたくさんのご応募、ありがとうございました。回を重ねるごとにレベルが上がり、それに伴い審査委員の選考時間も長くなってきています。どの句も甲乙つけがたく、みなさんのペットに対する愛情が伝わってきます。今回は以下の4句が選ばれました。次回もまた、多くのご応募をお待ちしております。次回は、第10回記念大会の企画を告知しますので、お楽しみにして下さい。(全体評 松田くるみ)

 

特選句

遠吠えで 歌い納めの 除夜の犬 (東京都・ふわりねこ)

(寒空の大晦日に犬の声と除夜の鐘。2つセットの美しい描写が目に浮かびます。除夜の犬という言葉も味わいがありますね。 関口評)

 

入選句

足どりで 犬も覚えた 年金日 (三重県・西井茜雲) 

(足の弾み方で年金支給日が犬にもわかるのですね。今夜のご飯は豪華かな!? と犬も喜びます。 K・ジハンナ評)

 

入選句

愛犬よ 棒よりジャンボ 当ててくれ (愛知県・さごじょう)

(気持ちが痛いほどわかります。棒とジャンボ。当たる対象は違いますが、諺をうまく取り入れて詠みこんだところがにくい! 関口評)

 

入選句

マタタビは 猫の世界じゃ 非合法 (兵庫県・かんちゃん)

(合法ドラッグや脱法ハーブなどが世間を賑わせている昨今ですが、猫の興奮する様子を見ていると、確かにマタタビは非合法? と思っちゃいますよね(笑) くるみ評)

 

佳作

マイナンバー  九官鳥が  しゃべるとは

かわいいね ママそっくりと いえぬブル

ザリガニと 妻はなんでも よく食べる

愛でたとて 共には寝れぬ ハリネズミ

犬迷い  こんな顔した  柴と言い

ペットロス 癒してくれるも またペット

本当は 猫はコタツで 長くなる

飼う前に  命名権で  家族もめ

竜宮城 いつ行けるかと 亀に聞く

娘(こ)の距離感 ポチの五倍が 俺の位置

出世せず 亀に俺の名 つけた妻

第7回コンテスト結果

第7回ペット川柳コンテスト 結果発表

たくさんのご応募ありがとうございました。 今回は、現在の社会の情勢とマッチしている句が目立ちました。ペットから派生した視点が非常に多様化しているように感じます。全体的に作品のレベルもとても高く、審査員冥利に尽きます。今回は厳正なる審査の結果、以下の4句が選ばれました。次回もまた、みなさんのペットに対する愛情を17文字に込めてお送り下さい。多くのご応募をお待ちしております。また、第10回記念大会の企画も考案中なので、その発表もお待ち下さい。(全体評 関口隆哉)

 

 


特選句 猫に手を 貸したいほどに 暇なオレ    (岡山県・桃太郎の犬)

(慣用句を利用したわかり易くおもしろい句です。哀愁もありながら開き直った強さもありますね。猫は貸さなくてもいいと言うと思いますが……(笑) 関口評)


入選句

おかえりを オウムに言わせ 寝てる妻 (愛知県・さごじょう)

(どうにもフテブテシイ妻の様子が目に浮かび、大笑いしてしまいました。オウムの美声にダンナも疲れが癒されますね! くるみ評)


入選句

歌よりも ポチに学んだ 「ありのまま」   (静岡県・ぴかちゅー)

(ほんとにペットちゃんはありのまま。どんな状況も受け入れざるを得ないですからね。私も日々、感じています。歌にひっかけたところがうまい。 くるみ評)


入選句

愛犬を 扶養控除に する不況(神奈川県・中年やもめ)

(今の世の中、生活苦もあり大変です。犬は何かとお金がかかるのでついつい扶養控除を申請したくもなりますなあ。 K・ジハンナ評)


佳作

九官鳥 巣立った孫の 声で呼ぶ

厚化粧 愛犬だけが 知る素顔

ポチならい 上手く生きよと 妻訓示

インコ鳴き 自分の口ぐせ 知らされる

金魚鉢 手を洗うだけと 猫が言い

牛連れて 歩いてみたい 永田町

丑の日の たびに覚悟を するナマズ

IMG_20151023_165946.jpg


好物を 与え過ぎたわ パパとネコ

食べたでしょ もう忘れたの 13歳

飼い主の 妻が似てきた ブルドッグ

こんな家 いやだときっと 思う犬

救いの手 昔は親が いま猫が

第6回コンテスト結果

第6回ペット川柳コンテスト 結果発表

 

今回も、たくさんのご応募ありがとうございました。ほのぼの系、シニカル系、クスッと笑う系、哀愁漂う系、とバラエティにとんでいてどの句もペットたちの様子が瞼に浮かび、とても楽しめました。甲乙つけがたいレベルの高い句ばかりでしたが、厳正なる審査の結果、今回は以下の4句が選ばれました。

次回もまた、みなさんのペットに対する愛情を17文字に込めてお送り下さい。多くのご応募をお待ちしております。(全体評  松田くるみ)

 

特選句

おとなりじゃ 違う名前の うちの猫    (千葉県・ペンペン草)

(だいたい、身も蓋もない呼ばれ方をされているんですよね(笑) 関口評)

 

入選句

「バンビちゃん!」 呼ばれ登場 ブルドック(栃木県・KKブルー)

(赤ちゃんの時はバンビちゃんのようだったな、って、誰がつけたの?その名前 くるみ評)

 

入選句

耳を立て 犬も聴いてる 立ち話   (埼玉県・ウララウラベ)

(「つまらない話を、まあ長々と…」と飼い犬に呆れられている気もします。 関口評)

 

入選句

吾輩は 猫であるのを やめました(三重県・橋)

(吾輩とは、人様か猫様か……。どちらに当てはめても“リン”とした潔い人生(猫生)ですなあ。 K・ジハンナ評)

 

 

佳作

寄ってくる 猫はまたたび 妻は金

言い訳と 愚痴は黙って ポチが聞き

落ち込んだ 私もかめも 殻こもる

置いていく 君のホテルが 倍高い

犬様の メシを横目に ワンコイン

待ち受けの ペットほめあう クラス会

肩叩く 誰かと思えば レトリーバー

ペットロス 忘れる頃に 飼っている

婿が来て 吠えたワンコに 父ニヤリ

プードルを 子ヤギに変える ゲリラ雨

ペットの名に つけるなと怒る サユリスト

上司との 壁をなくした 犬談義

第5回コンテスト結果

第5回 ペット川柳コンテスト 結果発表


この度は、世田谷PHCのペット川柳コンテストにご参加頂きましてありがとうございました。たくさんの応募作品の中から、3人の選者により決定した優秀作品(特選1句、入選3句、佳作13句)を掲載いたします。次回もふるってのご応募をお待ちしております。 


特選句  仏壇の 水飲み 先祖が苦笑い        (島根県・ぽん太)

    (飼い主もペットも見守るご先祖様。すいません。写真がつい笑顔に…。お彼岸も近いってことで!

    K・ジハンナ評)


入選句   パパビール うさぎは草が プレミアム  (新潟県・たぬき先生)

           (プレミアムって言葉が高級感漂いますね。パパはプレミアムビール、うさぎさんは草で夕食。かんぱ

            あい!! くるみ評)

 

入選句   末っ子は 2歳と言う父 母が止め    (栃木県・ジャムチエ)

           (ご夫婦間の役割分担が何ともほのぼのとしていて、心がほっこりとしてきます。 関口評)

 

入選句  出目金を 布で隠して 見るビデオ    (神奈川県・中年やまめ)

          (前回は慌ててビデオ消したけど今回は布で隠したから安心。その目が監視カメラみたいだからね。 

            K・ジハンナ評)


佳作    

    赴任先  妻より先に 猫に告げ

            おしっこの 場所選びには センスあり

            愛犬の しっぽ嬉しい 解雇の日

            徘徊に 間違われない ペット連れ

            豆ひとつ 気に入り半日 遊ぶ猫

            干支問わず いぬ年になる 年賀状

            耳の良い ワンコいるため 手話覚え

            我がインコ 言葉覚えず 咳まねる

            あぁついに 愛犬さえも 出迎えぬ

            連れ添えば イビキまで似る 父とパグ

            夜桜も ポチに引かれて 焼き鳥屋

            春うらら 呼んでも来ない 猫を待つ

            追いかける むかしは恋で いま尻尾

第4回コンテスト結果

第4回の特選句・入選句・佳作

特選句

いい加減 俺の名前で呼ぶな 父     (東京都・ミカダン)

(もうほんとにお父さん、名前を間違えるのにもほどがあるよ K・ジハンナ評)


入選句

ジャンボくじ 招き猫にも 願かける    (東京都・しまりん)

(猫の手も借りたい、という言葉通り、結局役に立たないのですが……関口評)


入選句

サークルを 素早くすり抜け 透明犬   (東京都・ちいちいぱっぱ)

(今ここにいたと思ったら、おい、どこにいるの? くるみ評)


入選句

仰向けで リビング陣取る でか猫や   (埼玉県・ほし)

(とても猫とは思えない生物が横たわっている姿が目に浮かびます   関口評)

佳作

猫といて 丸さを競う コタツかな

鬼嫁も 猫にはやさしい 声が出る

仲のいい 猿年の犬と 犬年のオレ

俺と犬 呼ぶ母 完全別人格

仔犬時の 寝姿に胸キュン 懐かしや

第3回コンテスト結果

第3回の特選句・入選句・佳作

 

特選句

いつからか 歯の数同じ 祖父と猫       (東京都・しまりん)

(気がついたら歯の数も食べ方も同じ祖父と猫。よく噛んでちょうだいね。 K・ジハンナ評)

 

入選句

ブラシまで おまえ舶来 オレ100均      (東京都・ミカダン)

(「ブラシまで」の「まで」の部分が、より一層哀感を深めていると思います。 関口評)

 

入選句

夕暮れに お散歩の影 二人きり        (東京都・ちいちいぱっぱ)

(ありふれた日常の中にこそ幸せがある、という気持ちにさせてくれる句です。 関口評)

 

入選句

丸顔に 口はし上げて 笑うネコ        (埼玉県・かくがお)

(何が可笑しいのか、人間様は可笑しい……。 猫はやっぱり神秘的です。   くるみ評)

 

 

佳作

オレも子も みんなまとめて 妻のイヌ

ハムスター 世界のすべてが 衣装箱

シャンプー時 ポメの身縮み ネズミかな!?

犬も子も 妻のサイドで オレ アウエイ

物陰で 動くしっぽは 猫テイル?

完治を信じ 共に歩こう 愛犬と

ウイペットと トイプー同じ 犬科かい?

第2回コンテスト結果

第2回の特選句・入選句・佳作

 

特選句  しっぽたて おしりふりふり 春小路 (東京都・おかちゃん)

 (なぜだかお尻をふりふりしてしまう。春の柔らかい日差しとのマッチングが魅力的です。関口評)

 

入選句  行儀よく 並んで食事待つ 祖父と犬 (東京都・ワンツー犬子)

 (おじいさんの顔とそっくりな犬の顔。食事を待つ光景が浮かびます。美味しそうな匂いとあったかい湯気が漂ってくるようです。K・ジハンナ評)

 

入選句  猫の伸び 真似してギックリ 六十路 (東京都・しまりん)

 (確かにいかにも気持ち良さそうな猫の伸びには心誘われますね。でも、人間とは体の構造が根本的に違いますから! 関口評)

 

入選句  夕暮れの 室外機の上 ネコの影 (東京都・にゃん江)

 (今日一日の疲れが癒される夕暮れ時の猫の大あくび、という絵をイメージしました。 K・ジハンナ評)

 

佳作

  小遣いは ワクチンフィラリア ノミダニに

  お腹見せ 「外出やめて」 と猫が見る

  春の夢 枕ひとつを 分けあいし

  音立てず 草食むうさぎさん 楽しきかな!?

  高価でも タダでもかわいい 家の犬

  妻よりも 我が家に居つく 野良猫か

  換羽期に 落つ羽 目で追う チビインコ

第1回コンテスト結果

第1回の特選句・入選句・佳作

特選句   

猫に小判 オレのことかと 猫に聞く  (東京都・しまりん)     

(オレが猫だった場合、「オレはろくでもないヤツか?」と猫に聞いている自嘲気味なおかしさがあり、オレが小判だった場合は「お前には過ぎた飼い主だろう?」と猫に自慢している尊大な雰囲気がある。二つの想起されるシチュエーションが興味深かったです。関口評)

入選句   

われもまた 一匹と化し 遊びおり  (東京都・おかちゃん) 

(生き生きと動く一人と一匹の姿が影絵のように浮かんで、ほのぼのとした情景が心に焼き付きました。K・ジハンナ評)

入選句   

屋根の上 十五夜の月 ノラの丸顔  (埼玉県・8番街のマリー)

(ノラ猫はなぜか丸顔というのが定説だが、それと月の丸さを重なているのがおもしろい。屋根の上という設定もノラ猫の厳しい状況をうまく表現している。関口評)

入選句   

「お手」に「待て」 言うこと聞くのは お前だけ (東京都・そらパパ)

(自分の言うことを聞いてくれるのは犬だけという切なさを詠んだ句ですが、「お手」「待て」と繰り返しやっているダンナ(?)を見て、クスッと笑っている妻(?)の視線が感じられ、明るい家族の雰囲気が伝わってきました。松田評)


佳作   

ただいまに ボール咥えて しっぽふり     

お前には 無くて良かった 反抗期     

借りてきた猫だった嫁が 今は鬼    

猫ガン見 隣は何をする人ぞ    

お互いが 湯たんぽとなる 大寒夜   

オレのより高い お前の散髪代    

猫の手も 借りたい時に 猫おらず    

犬に「お手っ!」出すダンナの手 物欲しげ    

黒トイプー アップで撮れば もはや何?    

まるまった猫置物が ニャーとなく

▲このページのトップに戻る